【Jabra Elite 75t レビュー】抜群の装着感とカスタマイズ性が最高なノイズキャンセリング付き完全ワイヤレスイヤホン

Jabra Elite 75t

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

デンマーク発の完全ワイヤレスイヤホンJabra(ジャブラ)の「Elite 75t」

Elite 75t

最近、上位版にあたる「85t」が発売されましたが、こちらの「75t」がAmazon限定色ブラックをお値打ち価格(19,800円➡約15,000円)で発売していたので衝動買いしてみました。

バツグンの装着感に優れたアクティブノイズキャンセリング性能、アプリによるカスタマイズ性と美しい音色。

セール価格とは単なる型落ちというだけで、「最新のElite 85tでないとだめなんだよ!」っていう人でない限りElite 75tのほうが圧倒的に安いし幸福度は高いと思います。

ということで、Jabraの完全ワイヤレスイヤホン「Elite 75t」の製品仕様のおさらいと、実機をみていきましょう。

Jabra「Elite 75t」概要

Elite 75tは、デンマーク発のオーディオブランドJabraが2019年11月に発売した完全ワイヤレスイヤホンです。

Elite 75tのスペック
Jabra Elite 75t外箱パッケージ外観
  • ケース込みで28時間の充電なしの連続再生が可能
  • IP55準拠の防塵防水設計でタフに使える
  • 専用アプリで自分好みに育成が可能
  • 優れたノイズキャンセリング(要アプリアップデート)で周囲の音にストレスを感じなくなる
  • 伸びのある美しい音質で気分は最高
形状カナル型
操作形式物理ボタン式
ドライバー6mm
対応コーデックSBC,AAC
Bluetooth規格Bluetooth5.0
プロファイルHSP v1.2、HFP v1.7、
A2DP v1.3、AVRCP v1.6、
SPP v1.2
最大通信距離10m
連続再生時間イヤホン単体:7.5時間
ケース込み:28時間
イヤホン単体(ANC):5.5時間
ケース込み(ANC):24時間
ケース満充電所要時間2時間20分
充電端子USB Type-C
※(ワイヤレス充電対応も選択可能)
片耳モード
ハンズフリー通話
4マイク通話テクノロジー
防水規格IP55防塵・防水
マルチペアリング
最大2台まで同時接続可能
脱着自動ON/OFF

※今回購入した「Amazon.co.jp限定モデル」は、ワイヤレス充電非対応のブラックとなっています。

「Elite Active 75t」との違い

Jabra「Elite 75t」と「Elite Active 75t」の主な違いは、カラーバリエーションの違い、防水性能がActiveのほうが等級が高いIP57、そしてActive 75tの充電ケースの材質がより滑りずらい素材に変更になっているという3点のみです。

それ以外の性能に関してはまったく違いはありません。

Elite 75t

Elite Active 75t

ただし、値段に関しては販売店によってElite 75tとActive 75tで若干違いがあるので、注意が必要。

Jabra Elite 75tの評価と感想

Elite 75tの評価と感想
Jabra Elite 75t

2019年11月発売の機種にも関わらずこの完成度。物理ボタン式なので冬場でもニットキャップの上から操作ができるし、音質も高解像度で美しい伸びを体感できました。防水だけじゃなく防塵設計なので耐久性も申し分なく、2020年に僕が触れたどのTWSよりも優れた性能と実用性を持った製品でした。圧巻。

上位機種「85t」とは迷うところですが、良し悪しもあるみたいなのでどっちにしようか迷うところも楽しみ甲斐があって一興かなと。

長所

  • コンパクトで高級感のあるケース
  • フィット感バツグン
  • 高解像度で伸びのある迫力音質
  • 防水だけじゃなく防塵設計
  • USB Type-CでPD充電にも対応できる
  • 専用アプリが便利で優秀

短所

  • とくになし!

Jabra Elite 75tレビュー

外観と付属品

Jabra Elite 75t外箱パッケージ外観

パッケージはプレミアム感のある雰囲気で、全体的に英語で説明書きがされています。

Jabra Elite 75tの付属品一覧
Jabra Elite 75tの付属品一覧
  • 専用ケース
  • 本体
  • 専用イヤーピース(S,M,L)
  • USB Type-C充電ケーブル
  • 取扱説明書
Jabra Elite 75tのケースを手に持った様子
Jabra Elite 75tの総重量

Elite 75tのケースはかなり小型。イヤホン込みで45g。たったにんにく一個分

Jabra Elite 75tのケースと10円玉比較
←Taotronics SoundLiberty97 →Jabra Elite 75t

厚みもかなり薄く、Taotronics SoundLiberty97のケース以上に薄いあたりがコンパクトさを実感させます。

コンパクトなケースにはスタイリッシュでシンプルなイヤホン本体が収納されています。

Jabra Elite 75tイヤホン本体外観

ぼってりと丸みのあるサラッとしたフォルムのマットブラックカラーのPMMA塗装仕様。

重さは約6g。マッシュルームの約半分。

Jabra Elite 75tイヤホンの重量

10円玉とほぼ同じサイズです。

イヤーピースは他メーカーのモノに比べて若干薄型で、ステムは太くて短め。

本体前面部分はすべてが物理ボタン式になっています。タッチパネル式のように誤動作がないので個人的には好き。

ペアリング方法

▼Elite 75tとスマホとのペアリング方法は以下です。

  1. イヤホンをケースから取り出す
  2. スマホのBluetoothをON
  3. 接続可能なデバイスを検索
  4. [Jabra Elite 75t]を選択
  5. 接続完了!

因みに、Elite 75tも接続処理は初回のみで次回以降はデバイスのBluetoothがONであればケースからイヤホンを取り出すだけで自動的に接続されます。

2台同時接続(マルチペアリング)

Elite 75tは、嬉しいことにマルチペアリングに対応しています。2台同時に接続が可能ということです。

マルチペアリングに対応していることでどんないいことがあるかというと、例えばパソコンでElite 75tを通してYouTubeを観ていたとして、スマホに着信があったという時に瞬時に着信に応答することができるようになります。

テレワークなどの際にはかなり重宝する機能です。

装着感

Elite 75tは、“あらゆる耳の形を検証して作られた理想の形状”となっています。

世界中のあらゆる耳の形を検証し、独自の先進アルゴリズムシミューレーターを使用して、理想のサイズと形状を創り出しました。

Jabra 公式サイトより引用

この文言のとおり、Elite 75tは僕も納得のバツグンのフィット感となっていました。

滑り止めのスタビライザーなどはありませんが、ランニング中も食事の際の咀嚼でも落ちないくらいのフィット感。

イヤーピースも比較的ソフトなので、長時間装着していても全く疲れません。

使い方・操作方法

▼Elite 75tの使い方は以下です。

  • Ⓡの操作
    • 1回押す:再生/停止/受話/終了
    • 2回押す:音声アシスタント起動
    • 長押し:音量+
  • Ⓛの操作
    • 1回押す:外音取込みON・OFF/ミュートON・OFF
    • 2回押す:次曲
    • 3回押す:前曲
    • 長押し:音量-
  • ⓁⓇ同時操作
    • 1秒間長押し:電源ON・OFF

また、上記の操作方法はデフォルトで、専用アプリ内で操作内容を一部カスタマイズすることができます。

接続の安定性

Elite 75tはBluetooth5.0でデバイスと通信を行いますが、接続はふつうに安定的で遅延もほとんど感じられませんでした。

激安イヤホンだとよく人ごみでプツプツと通信が途切れるときがありますが、そういった通信障害はElite 75tでは皆無。

遅延に関しても、NETFLIXを観ていても映像と音声はほぼ同時再生。普段使いには全く問題ないレベルです。

専用アプリ「Jabra Sound+」

Jabra Elite 75tとJabra Sound+

Elite 75tには、Jabraから出ているスマホ用の無料アプリが存在します。

▼以下からダウンロードできます。

Jabra Sound+
Jabra Sound+
開発元:GN Audio AS
無料
posted withアプリーチ

Jabra Sound+では主に以下のようなことができます。

  • ANC/ヒアスルーのON・OFF
  • 音質のイコライザカスタマイズ
  • ボタンの操作内容の変更
  • イヤホンとの最終接続地点の割出し
  • 登録して2年間の保証を受ける
  • ガイダンス時の言語の変更
  • Elite 75tの操作方法を確認

Elite 75tには、鍵をしょっちゅう失くすうちの嫁さんなんかが泣いて喜ぶ紛失防止機能も搭載しています。

Jabra Sound+のファームウエアを最新のものにアップデートすることで、Elite 75tにノイズキャンセリング(アクティブノイズキャンセリング:ANC)機能を追加することができるようになりました。

また、追加されたANCは、Jabra Sound+で性能をカスタマイズすることもできます。

こまめにファームウエアのアップデートを行ってくれると、新型が発売されても旧型の魅力が落ちないので買い替えなくて済むのは嬉しいポイントです。

Jabra Elite 75tのアプリファームウエアをアップデートしている際の様子
ファームウエアアップデート中はケースのLEDが紫に点灯します

音質チェック

Jabra Elite 75tでPrime music HD

Elite 75tは、伸びのある中音域とパンチの利いた重低音で目を見張るほど高解像度な音質でした。僕の経験上最高レベル!

音に鋭さや圧力はなく丸く滑らかで、耳を抜けるような透明感とほどよいベースが利いていてナチュラルに高音質と感じることができました。

オーケストラ系やサウンドトラックはコンサートで聴いているかのように聴こえ、EDM系の電子音でも嫌なキンキン感はなくサラッと軽やか。Elite 75t本来のフィット感に優れた形状も相まって長時間リッスントゥミュージックしていても全く疲れを感じませんでした。

また、ノイキャンをONにした際にも音質に劣化は感じられず、快適に高解像度の音質を楽しむことができます。

もちろん、音質に関しては専用アプリ「Jabra Sound+」のイコライザーで調節可能なので、好みに合わせて変更・カスタムが可能

▼Jabra Sound+内の各イコライザープリセットの特徴は以下です。

  • ニュートラル:初期状態でフラットな音質
  • 音声:低音弱めでボーカル音声重視の音質
  • 低音ブースト:とにかく重低音重視のズンズン音質
  • トレブルブースト:高音とシャリ感強めの音質
  • スムーズ:バランス重視で深みのある音質
  • エネルギー:いわゆるドンシャリ感強めの音質

おすすめのイヤーピース

【2021年2月6日:追記】Elite 75tに別売りのイヤーピースでSpinFitのCP1025を換装したところ、非常にフィット感と音質が向上しました。

SpinFit CP1025を装着したJabra Elite 75t
SpinFit CP1025を装着したJabra Elite 75t

本来、CP1025はApple AirPods Pro向けに販売されたイヤーピースですが、Elite 75tに装着してもケースも閉まるしきちんと充電もされているので、CP1025はおすすめです。

Jabra Elite 75tに関する口コミと評判

ここでは、ツイッター上で見つけた「Elite 75t」に関する口コミツイートを少し紹介します。

やはり主にElite 75tと最新機種85tとの比較といった感じのツイートが多く、購入に関してはTwitter上のツイートは非常に参考になりました。

2020年最後の散財はJabra ELITE 85t。75tの方が小さいし耳にフィットするのでどちらにするか結構迷ったのだけど、掛け心地は慣れに期待してこちらに決定。I am me.を試聴して決めました←

Originally tweeted by たぬちあ🏠 (@quala_m) on 2020年12月31日.

jabra 85tの評価が微妙なのはなぜ?? むしろ75t推しの人多いけど、どこら辺が優れてるのか知りたい🧐
まあ私はどっちも視聴しただけだから長く聴き続けると変わるのかな?

jabra 75tをクリアにしたのが85tだった。ただ75tの方が低音域は広かった気がする。どっちもフラット〜ドンシャリの中間で聴きやすい。音のクリアさを取るか、低音域の広さを取るかだな🧐
75tをノイキャンにするとどう音が変わるのか知りたいー!

Originally tweeted by Lili (@liliflower07) on 2020年11月12日.

Jabra Elite 75tと85tの比較動画見たけど、音質だけなら75tの方が好きかも…。75t弱ドンシャリ、85tフラットのようだけど…Jabraの低音がキツいっていうレビューもあるし、実際自分で試聴しないと判断難しいよなぁ🤔
通話音声は85tの方がいい👍✨

Originally tweeted by みげる@VE Meister (@marumaru_nova) on 2020年11月10日.

75tと85tで迷うレベルなほど、75tの性能は魅力的

Jabra Elite 75tレビューまとめ

ということでこの記事では、Jabra Elite 75tについてレビューしてきました。

抜群の装着感に加えて非常に耳当たりの良い高音質。

誤動作の少ない物理ボタン式で、ケースも本体も小型で上質。

アプリでは細かいカスタマイズもできる上にこまめにファームウェアのアップデートも行われているので、低価格帯イヤホンでは到底味わえない高級感のある完全ワイヤレスイヤホンでした。

これが20,000円を切ってさらに安くなってるというのが魅力ですね。

※Amazonでは今(2021年1月11日現在)、なぜかワイヤレス充電対応のチタニウムブラックのほうがAmazon限定モデルよりも2,000円安い17,300円で買えるみたいです。2021年2月6日現在はさらに安い15,000円程度まで値下がりしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください