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こんにちは、BOWSです。
今回レビューするワイヤレスイヤホン(TWS)は、Amazon’s Choiceにも選ばれているKingandaの「HBQ-Q32 赤」という機種です。
こちらは、今年4月にAmazonに登場した新商品。
扱ってみた結果として、たった3,200円でありながらコンパクトで重低音の効いたパワフルサウンドでした。
さらにケースをスマホに挿せば充電器にもなるという優れもの。
「メーカーにはこだわらない!とにかく安く力強い音楽を楽しみたい」という人は是非、当記事を参考にしてみてください。
Kinganda「HBQ-Q32」 特徴
今回購入したのは、Amazon’s Choiceに選ばれているKingandaという中華メーカーの完全ワイヤレスイヤホン「HBQ-Q32」です。
お値段は3,199円(2020年5月26日現在のAmazon価格)
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0+EDR |
Bluetoothプロファイル | AVRCP、A2DP、HFP |
接続可能距離 | 10m(障害物なしで最大15m) |
連続再生時間 | イヤホン単体:5~6時間 ケース併用:最大210時間 |
バッテリー | イヤホン単体:50mAh ケース:3500mAh |
コーデック | SBC、AAC |
インピーダンス | 32Ω |
防水規格 | IPX7(イヤホンのみ) |
マイク | CVC8.0ノイズキャンセリング |
サイズ/重さ | 7.5 x 5 x 2.5 cm/90.7 g |
▼本機の特徴をわかりやすくまとめると、以下です。
- 動画低遅延
- パワフルで重低音重視ななサウンド
- 充電器にもなる大容量バッテリーケース
- IPX7防水規格
- ハンズフリー通話可能(片耳ペアリング可)
Kingandaというメーカーのワイヤレスイヤホンは、充電器にもなるケースという仕様が一番のウリです。充電器単体を持ち運ぶのは面倒という人にはイヤホン込みで一石二鳥なのでおすすめです。
あと、後で解説しますが個人的に本機の一番のポイントは動画が低遅延だというところです。Bluetooth5.0+EDR規格を採用しているので、動画の遅延がaptXより少なかったんですよ。(詳しくは後ほど)
ただ、「HBQ-Q32」をAmazon内で同様の品番で検索すると、同じ名前の型番でいくつかのデザインがヒットします。
また、Kingandaというメーカーには公式サイトはGoogleで検索しても存在しないので、以前レビューしたifancierのスマートウォッチと同じく違うメーカーが同一製品を販売している可能性は十分にあります。(もし見つけたらコメントにて教えてください(‘ω’))
Kinganda「HBQ-Q32」外観・操作方法
パッケージはいたってシンプル、かつコンパクト。
裏面には、製品の仕様が羅列されています。技適認証マークもあり。品質に問題はなさそうだと安心できます。
開封した感じ。赤黒いケースにイヤホンが入った状態で登場。ただ、パッケージに載っている製品は黒くてケースも若干デザインが違うような…
- HBQ-Q32イヤホン本体×2
- 専用充電ケース
- イヤーピース(大・中・小)各1セット
- 充電ケーブル(MicroUSB)
- 取扱説明書(日本語・英語)
イヤホン本体はかなりの小ささです。100円玉と比べてもあまり変わらないくらいのコンパクトさ。
本体裏面に小さい字で技適マークと「L」と「R」が表記されています。
イヤーピースの装着部分は比較的浅いです。脱着もしやすい。結構奥まで装着できそうです。
耳垢付着防止のメッシュフィルターも付いてるので、サビの危険性は少ないかな。
イヤーピースを装着した状態で重さはたった4g。僕がレビューしてきたイヤホン史上最軽量です。
どうでもいいですけど、こういう色の甲虫いますよね?
先日レビューしたAnkerのZolo Libertyと比較してみました。全体的にZolo LibertyよりもHBQ-Q32の方が一回り小さいのがよくわかります。
他の機種に比べて突起も少ないのがわかると思います。このイヤホンのコンパクトさは、結構気に入りました。
操作方法
「HBQ-Q3」のイヤホンは、物理ボタン式となっています。タッチセンサーではないので、誤接触のストレスは避けることができます。
U字のLEDに沿って多機能ボタン(MFB)を押し込むことで操作します。
基本的な再生/停止などの操作方法は以下です。
機能 | 操作 |
---|---|
電話の受話・通話/切る | MFBを1回押す |
電話の拒否 | MFBを2回押す |
音楽再生/一時停止 | MFBを1回押す |
次の曲 | MFBを2回押す |
前の曲 | MFBを3回押す |
電源ON | MFBを1秒長押し |
電源OFF | MFBを2秒長押し |
Kinganda「HBQ-Q32」ケースとバッテリー
全体的に黒と赤のグラデーションでカラーリングがされている「HBQ-Q32」
専用ケースは、LEDディスプレイにバッテリーの残量が表示されるのが特徴で透明のフタの上からでもバッテリー残量が確認できるようになっています。
ほか、ケースとバッテリーに関しての仕様は以下です。
- 充電器の充電は1回につき2時間
- 大容量3500mAh⇒イヤホンを25回分充電可能
- イヤホンとケースはマグネットで固定
- イヤホンのフル充電⇒1時間
ケース正面に充電ケーブルを差し込み口が2口。
下のMicroUSBポートがケースの充電用。
上のUSBType-Aがスマホなどを充電する際に出力するための充電ポートとなっています。
まったくの余談ですが、この↑のケースを開けて正面から見た感じがどうしても仮面ライダーアマゾンの乗ってるバイクに似ててちょっと童心にかえりましたw
さっそく手持ちのiPhone7を充電してみました。本当に充電できた。
3500mAhもの大容量なので、iPhone7なら1回満タンに充電できます。
イヤホンの充電器でスマホを充電できるとなると、もしもの時の予備電源として何かと便利ですね。
実際に手持ちの充電ケーブルをケースにつないで充電してみました。
画像だとわかりずらいですが、ケース奥側の電子モニターにバッテリー残量が表示されます。
イヤホンの充電も、L・Rそれぞれの充電具合をLEDディスプレイで確認することができます。
イヤホン充電中は、イヤホンのLEDが赤く点灯します。
イヤホンの充電が満タンに近づくと、LEDが青く変化したのち消灯します。
青いLED、キレイ。
Zolo Libertyのケースと比較してみました。
ほぼおんなじ大きさですね。Kingandaのケースの方が若干小さいかな。
ペアリング
本機は、左右でそれぞれ独立してペアリングができる左右独立型完全ワイヤレスイヤホンです。
ペアリングはほかのBluetoothワイヤレスイヤホンと変わりなくカンタン。
2回目以降は自動でペアリングされます。
因みに、「HBQ-Q32」は両耳での接続以外にヘッドセットの用途として片耳でのペアリングが出来ます。
[両方のイヤホンをケースから取り出して]
↓
[イヤホンが赤と青に点滅するのを確認(しない場合、イヤホンのマルチボタンを3秒押して電源を付ける)]
↓
[スマホのBluetooth設定画面から”HBQ-Q32S.TWS”を選択]
↓
[「コネクテッド」と音声が流れたらペアリング成功]です
[片方のイヤホンをケースから取り出して]
↓
[イヤホンが赤と青に点滅するのを確認(しない場合、イヤホンのマルチボタンを3秒押して電源を付ける)]
↓
[スマホのBluetooth設定画面から”HBQ-Q32S.TWS”を選択]
↓
[「コネクテッド」と音声が流れたらペアリング成功]です
うまくペアリングされないという場合の対処法
注意点として、両耳であっても片耳であってもBluetooth設定画面に表示される型番は「HBQ-Q32S.TWS」なので、どっちが右か左かわかりません。
よく中華イヤホンのレビュー欄で「片耳から音楽が流れない」という内容のものをみますが、そういった人は左右でうまくペアリングがされていない可能性が高いです。
両耳ぺリングをしたいのに片方から音声が出ないという場合は、スマホBluetooth設定画面の「HBQ-Q32S.TWS」右にある歯車マーク[⚙]から一度ペアリングを解除し、右左両方を再起動して再接続してみてください。
最終的に「ディスコネクテッド」か「リンクコネクテッド」(音声ガイダンスがこもっていて聞き取りづらいから)似たニュアンスのガイダンスが流れたら両耳のペアリングが成功です。
音質チェック
正直、5,000円以下の低価格イヤホンということで侮っていましたが、音質はかなりパワフルで驚きました。
特徴としては、重低音重視で力強い仕上がりです。ロックやラップのベースとドラムがパンチの効いた感触で楽曲の良さを引き出していました。
広がりで言うと、さほど奥深さを感じることはありませんでした。いたってフラットで遠近感覚も感じられず、一定の距離から一斉に音が届くのでオーケストラ系にはあまり向いていません。
全体のバランスで言うと、音それぞれの主張が強すぎて統一感に欠けます。調和というよりも力で強引に押し通してる感じ。ジャブを打たずにひたすらフックでの一発KO狙っているようなイメージです。
あくまでもパンチの効いた重低音を求めている人であれば、満足度は高いでしょう。
Android:HUAWEI mate10pro
iOS:iPhone7
- 宇多田ヒカル:光
- 和田光司:Butter Fly
- 橋本仁:STAND PROUD
- 高橋ひろ:アンバランスなKissをして
- 鈴木結女:それでも明日はやってくる
- RIP SLYME:Super Shooter
- 久石譲in武道館:もののけ姫
遅延に関しては脱帽
本機は、通信方式としてBluetooth5.0+EDR(Enhanced data Rate)という規格を採用しているので、遅延が通常のBluetooth5.0よりもより少なくなっています
実は、これが今回僕が一番驚いた点です。
Bluetooth2.0から登場した拡張機能。Bluetooth5.0やそれ以下のバージョンと同じ通信方式ではありますが、より高速で大容量の通信を可能としている規格。
先日レビューした、aptXコーデック採用でBluetooth5.0のMAVIN「Air-X」でさえ、Youtubeでの動画再生の際は体感0.2秒ほどの遅延を感じましたが、「HBQ-Q32」はAACコーデックまでしか対応していないにもかかわらずMAVIN「Air-X」よりも低遅延だったんです。
「ワイヤレスイヤホンで動画を頻繁に再生する」「なんなら音ゲーもできたらうれしいけど」という人は、本機あるいはBluetooth5.0+EDR規格の製品を購入するとストレスは最小限に抑えられるかもしれません。
Kinganda「HBQ-Q32」レビュー:評価まとめ
“このイヤホン、まるで獣神サンダーライガー!!”
ということで、激安3,199円の完全ワイヤレスイヤホンKingandaの「HBQ-Q32」をレビューしました。
- 低価格でありながら、パンチの効いた重低音
- スマホも充電できる大容量ケース
- 動画超低遅延
- ただしイヤホンは極限まで小さく
はい、すみません最後に緊張が解けてしまいました。
大胆だけど、器用な面もある2面性と色が獣神ライガーっぽかったんですよね。
ただ、フラットな音質なので中高音域を求めている人には裏切られた感を感じさせるかな。あと、配色がどうしても甲虫にしか見えない感じが…ね?w
中華製イヤホン、いかがなもんかな!?試しに扱ってみようか!という人や、ワイヤレスイヤホン初心者の方は一度試してみてはいかがでしょうか。