QKZ×HBB Khanレビュー。5,400円で低音用と中高音用2DD構成のくっきり分離感を楽しめるイヤホン

QKZ×HBB Khanレビュー。5,400円で低音用と中高音用2DD構成のくっきり分離感を楽しめるイヤホン

この記事では、LINSOULより提供していただいた「QKZ×HBB Khan」の音質や付属品、同価格帯イヤホンとの比べてどうなのかについて、80本以上のイヤホンをレビューしてきたガジェットブロガー翁が実機レビューしていきます。

当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。

中華イヤホンはQKZが、海外で人気のオーディオレビュアー「HBB」とコラボして制作されたイヤホン「QKZ×HBB Khan」が着弾しました。お値段5,420円。

低音用と中高音用2種類のダイナミックドライバーを搭載した2DD構成のモデルです。

このイヤホンは5,000円台としては優れた分離感が特徴で、豊かさのあるサウンドを放ちます。

また、インピーダンスが10Ω、感度も117dB±3dBと同価格帯としては高出力なので、スマホ直挿しでもじゅうぶんに高音質として楽しむことができるイヤホンとなっています。

ケースやイヤーピースなど付属品にも力がはいっていて、イヤホン沼に足を踏み入れたばかりのひとにとっては楽しめる1本です。

さあ、はじめようか。

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この記事の著者

ジャパニーズガジェットブロガー

おきな

プロフィール

ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

※有線イヤホンを使ってみたいなと興味があるひとは、まずは「有線イヤホン素人の僕が15本以上触れてみて分かった【初めての1本】におすすめな5選」を参考にしてみてください。

QKZ×HBB Khanの概要

今回レビューするのは、中国の低価格帯イヤホンを多く輩出するQKZと、海外のオーディオレビュアーとして有名なHBBがコラボして制作されたモデル「QKZ×HBB Khan」

  • 低音用10mmDD+中高音用7.8mmDDを組み合わせたデュアルダイナミックドライバー構成
  • 0.75mm2pin qdcケーブル(リケーブル可)
  • ポータブルケース付属
  • アルミ合金製フェイスプレート×樹脂製シェル

HBBというと、以前このブログでも「RAPTGO×HBB HOOK-X」というモデルをレビューしましたが、あのHBBとおなじHBBです。

HBB×HOOK-Xは、平面駆動型ドライバーを搭載し迫力のある低音と抜け感のいいサウンドが特徴で、僕のなかでも最高峰のイヤホンでした。

ただ、RAPTGO×HBB HOOK-XとQKZ×HBB Khanとではまったく違う仕上がりのイヤホンとなっていて、共通点はとくにありません。

あくまでも“各ブランドのイヤホンをHBBがチューニングによって最適化した”といったかんじです。

QKZ×HBB Khanのスペック

周波数応答:20-39KHz

インピーダンス:10Ω

感度:117dB±3dB

ケーブル:0.75mm2pin qdcケーブル

パッケージ

QKZ HBB Khanのパッケージは同価格帯のイヤホンのパッケージにくらべて豪華で、中にはメダルやポータブルケースも同梱されていました。

個人的にメダルの必要性はぜんぜん感じませんでしたが、ポータブルケースは5,000円台のイヤホンではあまり付属することがないので、お得感があります。

また、イヤーピースに関してもほかの同価格帯のイヤホンにくらべて装着感のいいものが付属していました。

同価格帯のイヤホンの付属イヤーピースはゴミみたいな品質のものが多いので、これだけでも好印象です。

ケーブル

QKZ×HBB Khanのケーブルは、0.75mm2pinのqdcケーブルを採用しています。

高純度の無酸素銅を組み込んだ編み込み式で、おなじqdcケーブルをつかったKZのZSTXZSN PROのものと比べると取り回しがしやすいタイプとなっています。

もちろん、リケーブルもできるので音質をカスタマイズすることができます。

外観

アルミ合金製のフェイスプレートには、左右それぞれにQKZとHBBのロゴ。

下部には空気孔、ハウジング部は樹脂素材で3Dプリントしており、うっすら透け感があります。

ビルドデザインは黒×ゴールドのテカテカ感がつよくて正直万人ウケするものではないかなといった印象。

ステム幅は6.4mmとほかのイヤホンにくらべて大きい

QKZ×HBB Khanを実際に使ってみた

QKZ×HBB Khanを実際に使ってみた
翁(おきな)
翁(おきな)

ということでここからQKZ×HBB Khanを実際に使ってみて感じたことをレビューしていくよ。

豊かでほどよい低音が心地いいU字チューニングなハイファイサウンド

豊かでほどよい低音が心地いいU字チューニングなハイファイサウンド
QKZ HBB Khanの音質
  • 低音:太く豊か。力強いけど力押しはせずしっとりとしていてあたたかい。解像度はたかくない
  • 中音:シャープで粒が細かい耳当たりのいい音色。値段帯としてはしっかりと出力できている
  • 高音:輪郭が細く煌びやかさもあり明瞭だけど控えめで抑えめともいえる

QKZ HBB KhanはゆるやかなU字を描いたチューニングに仕上げられていました。弱ドンシャリになります。

強ドンシャリ傾向のサウンドにくらべて聴きやすく、ほどよい迫力を楽しむことができる音質です。

各音域に割り当てられたドライバーの恩恵で音の分離感が明確なのが最大の特徴

中音と高音にキレがありながらも、土台の低音は包み込むようにあたたかく太いといった具合で全体をとおして奥行を楽しむことができます。

また、カバーしている音域が広く、音の情報量が多いのには驚きました。たとえば、3,000円のDQ6では聴こえなかった音がQKZ HBB Khanではハッキリと聴こえる印象です。

音の重なり(レイヤー)が厚い楽曲と相性がよく、高音も強すぎないので特に高い高音を含むEDM系の楽曲と相性がいい印象です。

定位感

QKZ HBB Khanの定位感はしっかりとLR明確で聞き分けやすい仕上がりでした。

ボーカルが最前線で、つぎにパーカッション、高音、中音で全体をベースが包んでいるかんじです。

3D音源では臨場感のある音を楽しめます。

音場は同価格帯のイヤホンと比較して広い印象で、ボーカルは目の前というよりもステージを観客席D席あたりから聴いているような距離感で聴こえました。

また、ゲームでの定位についてもQKZ HBB Khanは優秀でした。

前後左右はもちろん、斜め方向も自然に明確に聞き分けることができて音の方向をきちんと認識することができました。

さきほども書いたように音場も広いので、距離感も驚くほど認識しやすかったです。

頭上からの落下物の音もしっかり遠くの音は小さく、近くなればなるほどはっきりと聴こえるので十分にゲームでも使えると思います。

イヤーピースはSpinFit W1がおすすめ

QKZ HBB Khanの付属イヤーピースは比較的いいものを備えているのでそのままでも十分ですが、SpinFitの「W1」に交換することで1ランクいい音に変化させることができました。

具体的には、低音をさらにハッキリと強力に、中音がよりシャープに、全体的に歪みのないサウンドに変化しました。

QKZ HBB KhanおすすめのイヤーピースはSpinFit W1

QKZ HBB Khanのステムはすこし長めなのでイヤーピースはいつもよりひとつ小さいサイズでちょうどよかったです。

ただ、ステムが径6.4mmとほかのイヤホンと比べて太いため、脱着がすこし面倒くさいのが難点です。

W1の詳細については以下のレビュー記事を参考にしてみてください。

SpinFit「W1」レビュー。耳に溶けるように馴染み明瞭な音質に変換してくれる&痒くならないイヤーピース

翁(おきな)
翁(おきな)

だいたいのイヤホンはこのW1を持ってれば音を化けさせることができるからひとつ持っておくといいよ!

QKZ×HBB Khanとほかのイヤホンとの比較

QKZ×HBB Khanとほかのイヤホンとの比較

今回は、QKZ HBB Khanと似た価格帯のイヤホンと比較してみました。

Kiwi Ears「Cadenza」との比較

  • 低音の厚みや重たさはQKZ HBB Khanのほうが強力
  • 高音の主張はCadenzaのほうがつよく明瞭
  • 中音の聴こえ具合はQKZ HBB Khanのほうがいい
  • 音場と定位感はQKZ HBB Khanのほうが広くはっきりしている
翁(おきな)
翁(おきな)

迫力の低音をとるならQKZ HBB Khan、全体のフラットさを重視するならCadenzaだな。

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Kiwi Ears Cadenzaの詳細は以下のレビュー記事を参考にしてみてください。

TINHIFI「C2」との比較

  • 低音の厚みやパンチ力は互角だけどキレはC2のほうがいい
  • 中音の解像度と主張具合はC2のほうが若干いい
  • パーカッション系のキレやシャリ感はC2のほうがよく聴こえる
  • 音域・音場の広さや音の奥行や立体感はQKZ HBB Khanのほうが広く遠く臨場感を感じられる
翁(おきな)
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QKZ HBB Khanは温かみを感じられる。C2はクッキリ明確な音を楽しめる。真逆の音質!

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TINHIFI C2 Mech Warriorの詳細については以下のレビュー記事を参考にしてみてください。

TINHIFI「C3」との比較

  • 分離感はQKZ HBB Khanのほうがハッキリしている
  • 全体のバランスはC3のほうがよくてリスニング向け
  • QKZ HBB Khanのほうが音場が広く音像もクッキリしている
  • C3のほうが伸びが少なくニュートラルなサウンドを楽しめる
翁(おきな)
翁(おきな)

くっきり寒色系サウンドのQKZ HBB Khanとまろやかで暖色系のC3といったかんじ。両極!

TINHIFI C3の詳細については以下のレビュー記事を参考にしてみてください。

QKZ×HBB Khanはこんなひとにおすすめ

QKZ×HBB Khanはこんなひとにおすすめ
  • 鋭くはなくてもほどよいくらいの迫力はほしいというひと
  • 分離感のはっきりした音質を求めるひと
  • 音の重なりが厚い楽曲やEDMを好んで聴くひと
  • ゲームでもイヤホンを使いたいというひと

QKZ HBB Khanは音域が広く音の情報量が多く豊かなサウンドを放つイヤホンです。

ほかのレビュアーののレビューや口コミをみると、『音質がそこまでよくない』といった旨の評価を書かれていますが、個人的にQKZ HBB Khanの音質はおおよそ5,000円台とは思えない豊かな音質のイヤホンだと思います。

翁(おきな)
翁(おきな)

ビジュアルは正直万人ウケするかんじではないから、ほんと好奇心がものをいうかなと。

QKZ×HBB Khanレビューまとめ

QKZ×HBB Khanレビューまとめ

ということで、今回はQKZとHBBによるコラボイヤホン「QKZ×HBB Khan」についてレビューしてきました。

メリット
  1. 5,000円台なのにしっかりしたイヤーピースやケースなど付属品が付属してくる
  2. 太い低音とシャープな中音、ほどよい控えめな高音のハイファイサウンド
  3. 同価格帯としては広い音場
  4. 音像・定位がしっかりしていてゲームでもつかえる
デメリット
  1. 付属のメダルがいらない
  2. ケースがなぜかホワイト
  3. 低音の解像度はあと一歩ほしいところ

分離感のはっきりしたサウンドで、バランス型のKiwi Ears Cadenzaとはまた違った側面から音楽をたのしめるイヤホンでした。

ケースも付属していて、リケーブルもできて、5,000円としてはすごく魅力ポイントの多い製品じゃなかったでしょうか。

選択肢のひとつとして、おすすめです。

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