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完全ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothという無線技術を用いてスマホなどのデバイスと通信を行います
そこから考えられる完全ワイヤレスイヤホンが片方からしか聞こえない際の原因はまず大きく2つに分けられます。
- 完全ワイヤレスイヤホン側で不具合が起きている
- 接続するスマホ側で不具合が起きている
それでは、上記を踏まえてそれぞれに考え起きうる不具合の原因を確認していきましょう。
この記事では、30種類以上の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた翁が、「完全ワイヤレスイヤホンが片耳からしか音が聞こえない時に考えられる原因」についてまとめました。原因が分かれば対処法を導き出せる。Lets get do it!!
完全ワイヤレスイヤホン側で考えられる片方から音が聞こえない原因3つ
- 左右あるいはいずれかのイヤホンがきちんと充電されていない
- 同環境内にBluetoothデバイスが多く存在している(通信混雑)
- ペアリングが正常に行えていない
左右あるいはいずれかのイヤホンがきちんと充電されていない
まず、大前提であり完全ワイヤレスイヤホン慣れしていない人が見落としがちなバッテリー問題です。
完全ワイヤレスイヤホンは、基本的に充電式のリチウムバッテリーを採用しているので、ケースと本体いずれも充電が必要なデバイスです。
ケースの充電が切れてしまっていると、左右両方あるいはいずれかに電力が供給できず結果イヤホン本体がバッテリー切れを起こし正常に機能しません。
例えば、ケースの充電ができていないと、本体への充電もできないので左右どちらか先にバッテリー切れを起こした方からは音が出てきません。
そのため、まずはイヤホンとケースがきちんと充電していることを確認しましょう。
イヤホンのバッテリー状況を確認する方法はいくつかあります。
- ケースのLEDインジケーター(ない機種もあります)
- 専用スマホアプリ内で(アプリがある場合に限ります)
- スマホのBluetooth設定画面で
また、これは僕も実際に体験したことですが、ケースとイヤホンを接続する端子部分にホコリや汚れ(水垢・耳垢)などが付着していて正しくケースがイヤホンを充電できていないということもありえます。
そんな時は、綿棒などで端子部分をそっと撫でてあげてキレイにしてあげましょう。
同環境内にBluetoothデバイスが多く存在している(通信混雑)
完全ワイヤレスイヤホンは、無線通信にBluetoothを利用していますが、これはラジオの電波といっしょで妨害する電波(近場でBluetoothデバイス)があると通信を邪魔することがあります。
例えば、混雑した電車内などではBluetooth通信を利用しているユーザーが集中します。
また、自宅内であっても、大人数でWi-Fiを利用していたりすると稀に同じ状態になる場合があります。
そういった環境では、どうしても完全ワイヤレスイヤホンは、正常に動作しないときがあります。
こういったことが原因であった場合は、通信混雑を解消すると正常に通信ができるようになるので、少しその場から移動したり接続デバイスを減らしてあげたりすると改善されるかもしれません。
ペアリングが正常に行えていない
完全ワイヤレスイヤホンの片耳から音が出ない問題、これが原因であることが大半です。
完全ワイヤレスイヤホンには、左右が親機子機に分かれてスマホと通信を行うリレー伝送方式と、左右がそれぞれスマホと接続される左右同時伝送方式などが存在します。
いちばん一般的なリレー伝送方式の完全ワイヤレスイヤホンが、よく片方から音が出ない状況に陥ります。
要は、親機から子機への通信が正常に行えていないという状態となっているんです。
スマホやオーディオプレイヤーから、一度左右どちらか片方(親機)のオーディオへ音声データを伝送し、さらにもう片方(子機)へ音声データを伝送するという方式。リレーのバトンパスみたいに。
この場合の対処法は、スマホと再度ペアリングしなおすというものです。
再ペアリングの手順は以下です。(例:Android端末)
- スマホのBluetooth設定画面へ移動する
- 接続中のイヤホンの接続画面を表示する
- [削除]・[解除]のなかから[削除]を選択する
- イヤホン側でリセット処理をする(機種によって方法は違います)
- 改めてスマホとイヤホンをペアリングする
たいていの場合、再ペアリングを行えば症状が解消されます。
ですが、それでも解消されないという場合には、スマホ側が原因かもしれません。
次の章に読み進めてください。
スマホ側で考えられる完全ワイヤレスイヤホンの片方から音が聞こえない原因3つ
上記にあげたイヤホン側の問題を確認したけど、解決しない。依然として片方からしか音が聞こえないという時は、スマホ側に問題がある可能性が考えられます。
考えられる原因は以下の3つです。
- 起動中アプリが邪魔をしている
- 音量バランスが偏っている
- とりあえず再起動の必要がある
起動中アプリが邪魔をしている
2つ目は、スマホ内バックグラウンドで起動しているアプリが多すぎてスマホのメモリなどを圧迫しているというもの。
僕も稀にありますが、PrimeMusicアプリを視聴中にメモリを大量に食うアプリなどを起動したままで再生が途切れるということがあります。
iPhoneの場合はホームボタンをダブルタップ。Android端末の場合はホームボタン右あるいは左にあるボタンを押すと起動中のアプリが表示されますので、スワイプなどして停止しましょう。
使っていないけどシステム上で起動しているアプリを停止することで、問題が解消するかもしれません。
オーディオバランス(または音量バランス)が偏っている
スマホ側の原因で考えられる3つ目に「オーディオバランス/音量バランス」というのがいたずらをしていることもあります。
接続しているイヤホンなどの左右の音量を調節する設定のことを指します。オーディオバランスはスライダー式で中心にあることが通常の状態で、片方の耳の聞こえが悪いなどの場合にそちら側だけ音を大きめにすることができます。
iPhoneでのオーディオバランスの確認手順は以下です。
- 設定アプリを開きます
- [アクセシビリティ]を選択
- [オーディオ/ビジュアル]を選択
- [モノラルオーディオ]のスイッチがオフになっているか確認する(オフが正解)
- すぐ下の[バランス]項目のスライダーが中心にあるかを確認(どちらか片方に偏っていたら修正)
- 再度楽曲を再生してみる
また、Android端末にもありえる事柄です。確認手順は以下です。
- 設定アプリを開きます
- [ユーザー補助]を選択
- [モノラル音声]のスイッチがオフになっているか確認する(オフが正解)
- すぐ下の[オーディオバランス]のスライダーが中心にあるかを確認(どちらか片方に偏っていたら修正)
- 再度楽曲を再生してみる
それでも解消されないという場合は、スマホを再起動しましょう。
とりあえず再起動が必要
上記のどの方法でも解消されない場合は、スマホを一度その場で再起動しましょう。何らかしらの一時的なシステム障害で問題が起きている可能性があります。
再起動後に、再度再生してみて状況を確認してみてください。
それでも解決しない場合は、故障している
上記のどの方法を試しても、なおも片方から音が出ない状況である場合、製品として故障している可能性が考えられます。
販売元、あるいは製造メーカーのサポートに直接問い合わせて状況を伝え、判断を仰ぎましょう。
販売元が例えばAmazonであれば、カスタマーセンターへ。
製造メーカーへは、メーカーの公式サイトや商品パッケージに同梱されているサンクスカードや取扱説明書内を確認してダイレクトメールを送りましょう。
さいごに
僕はこれまで30機種以上の完全ワイヤレスイヤホンを触ってきましたが、ケースから出すだけですぐに音楽を聴くことができるっていうのはやっぱり便利です。
今更有線イヤホンには戻れない。
ただ無線通信を行う以上、完全ワイヤレスイヤホンには通信問題はつきまといます。
製造されたのが古い完全ワイヤレスイヤホンや中古品にはこういった症状が起きがちなので、購入するなら新品でなおかつ2020年後半以降に発売された機種を購入するのがベスト。
特に記事内でも出てきた左右同時伝送方式の完全ワイヤレスイヤホンは、左右が完全に独立してスマホと接続されるため通信問題も非常に少ないのでおすすめです。
以下の3つは製品としても、メーカーとしても安心感の高いイヤホンなので個人的におすすめ。
あるいは、いっそのこと有線イヤホンに回帰するのもありかもしれません。
バッテリーの劣化も通信不良も気にしなくて済むようになりますからね。
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